部屋が臭いのは猫のトイレだけじゃない!意外な理由と部屋の消臭方法
猫には体臭がほとんどありません。猫の体そのものから臭いが発生することはほとんどありません。
犬には体臭がありますが、猫はこの点清潔なイメージがあります。
とはいえ、猫を飼っている部屋から臭いが漂うことはよくあります。何が原因で悪臭がしてくるのか、考えてみましょう。
部屋の臭いの原因は?
猫を室内で飼っているなら、猫用のベッドやトイレなどの愛用品を部屋の中に置いているでしょう。その愛用品に付いた猫のニオイと部屋特有の臭いとが混ざり合うと、悪臭が発生することがあります。
部屋特有の臭いとは「部屋混合臭」と言います。部屋特有の臭いとは、ペットがいなくても人の体臭や生ゴミなどが、カーテンやカーペットなど主に布製品に染み付いた臭いをいいます。この部屋混合臭と、猫を飼うことで生まれる独特の臭いが混ざりあうと異臭となります。
臭いの種類は?
トイレの臭い
猫の排泄物の臭いは少し(人によってはかなり)きつく感じます。そして、染み付いた臭いは中々消えません。
そのため、愛猫が粗相してしまった時は、すぐに掃除して臭いを取り除きます。トイレ自体が臭うときは、トイレ本体も洗ってください。
できれば、猫トイレの置き場は部屋ではなく、廊下など目立たない場所にすると、部屋に臭いがつくのを大分防げます。
エサの臭い
キャットフードも案外と独特な臭いがします。毎日嗅いでいる飼い主さんには気にならないかもしれませんが、中には割合に臭いが強いものもあることでしょう。
愛猫の食べ散らかしや食べ残したエサは速やかに片付けてください。長時間放置するのは衛生的にも芳しくないですし、臭いの温床になります。
また、封が開いているキャットフードは密封容器で保管すると臭いが漏れにくいでしょう。
猫の体から発する臭い
猫の体臭は少ないと言われていますが、全くないわけではないのです。愛猫がよく寝ているベッドやソファなど布製品には若干の臭いがつくこともあります。
犬ほどは気にならないですが、洗濯できるカバーなどをつけて、こまめに交換すると臭いは付きにくいでしょう。
部屋の消臭方法
消臭スプレー
ペットにも使うことのできる消臭スプレーや消臭グッズは多々あります。それらを活用して効率良く、部屋の消臭をしてください。
ただし、一部の製品には有害な物もあるので、愛猫が誤って口にしてしまわないように注意してください。
換気
部屋を締め切っていると臭いがこもるので、定期的に換気をすることで、部屋にこもった臭いを取り除けます。猫が長時間過ごす場所はしっかり換気をする習慣をつけましょう。
ただし、汚れたトイレや散らかしたエサなどを放置して、臭いの原因を除去しないと効果はあまり期待できません。
猫砂の交換
排泄するたびに汚れている部分を取り除きましょう。そうすることで、臭いが部屋に染みつくことを防げます。
出かけていてこまめに掃除出来ない場合でも、最低1日1回は取り替えてください。
空気清浄機
最近は、ペットの毛も取ることの出来る空気清浄機があるようです。臭いの気になるトイレなどのそばに置くと効果的です。
お茶やコーヒーの出がらし
お茶やコーヒーを入れた後のカス(出がらし)は空間の臭いを取るのに効果的です。1日置いておくとある程度の臭いを取ってくれますし、かわいい入れ物などを使えば、インテリアにもなります。
どちらも天然成分なので安全ですが、お茶やコーヒーに含まれるカフェインは猫にはとても有害なので、エサと間違えて食べないように気をつけてください。
愛猫のお手入れ
猫は基本的に全身を舐めて綺麗にするので、体臭は強くありません。猫の唾液には消臭に効果がある成分が含まれているからです。しかし、舌が届かないところがあるので、そこから臭いがする場合もあるかもしれません。
体を定期的に綺麗にしましょう。ただし、シャンプーなど水を直接かけるのは、猫にとってストレスになります。
泥だらけだったりとひどく汚れている場合でない限りは控えてくださいね。お湯で濡らしたタオルで体を拭いてあげれば、汚れと一緒に臭いもおちます。