暑い暑い夏が終わり、秋の到来を感じるようになりましたが、「秋バテ」という言葉をご存知ですか?
カラダがだるい、疲れがとれない、ヤル気が出ない……、そんな症状に心当たりのある方は、もしかしたら「秋バテ」かもしれません。
秋と言えば『食欲の秋』。おいしい旬の食材を健康的に楽しむためにも、「秋バテ」を癒してくれる食事について調べてみました。
◎秋バテとは?
「夏バテ」はみなさんもよく聞く言葉です。最近は「秋バテ」も認知されてきたようです。
「秋バテ」とは、症状は夏バテと似ていて、『頭痛・めまい・だるい・疲れがとれない・食欲不振』などがあります。
原因としては、夏の疲れと1日の寒暖差、自律神経の乱れが考えられます。
疲れた身体では体温調節が追いつかずに、悲鳴をあげてしまいます。
◎「秋バテ」予防
秋バテ予防はまず、体力をつけることです。
気温や気圧、湿気や乾燥などの変化に対応できる体力をつけましょう。
体力をつけるには身体を動かさなければいけません。その原動力となるのは食事です。
胃腸を整えて、しっかりエネルギーを取り入れられる身体を作りましょう。
◎「秋バテ」解消
誰にでも簡単にできる対策は、食べること!
旬の食材には、季節に応じた栄養がたくさん入っています。
柿やいちじく、さつまいもやなす、かぼちゃには抗酸化物質が多く含まれていて、夏の紫外線ダメージで増えすぎた活性酸素を除去する働きがあります。
◎自律神経を整えよう
この時期は夏の疲れから自律神経が乱れやすくなってきます。
身体のリズムを整えるために、自律神経を正常にし、疲れた胃腸を整えるために、消化吸収の良いものを積極的に摂るといいでしょです。
◎発酵食品がおすすめ
自律神経を整えるためには、胃腸を労わりながらも栄養を摂れる発酵食品がおすすめです。
発酵すると分解が進み消化がよくなるうえ、栄養も付加されるので、栄養補給に適した食品です。
ヨーグルトやチーズ、最近は飲む甘酒もコンビニで気軽に買えるので、おやつやご飯のお供に、キムチやお味噌汁(お味噌)と共に食事に取り入れてみてください。
◎寒さに備える
朝晩の冷え込みや乾燥により、風邪をひきやすくなります。
タンパク質やビタミンCを抗酸化物質と併せて摂れるといいですね。
栄養をしっかりと摂り、体力を養ってください。
◎秋バテ・乾燥に旬の食材
栄養豊富な旬の食材には、季節のトラブルに応じた働きがたくさんあります。
疲労回復し、胃腸を整えて、身体を潤す旬な食材をご紹介します。
・さつまいも
秋の遠足といえば芋ほり!焼き芋、ふかし芋、干し芋と手軽に美味しく食べられるのがいいですね。ちょっと重く感じる時はポタージュなどのスープにするとたべやすくなります。
漢方的にも胃腸を整えて身体を元気にしてくれるとのこと。でも、美味し過ぎて食べ過ぎ注意ですね。
・山いも
スタミナ食として有名ですが、漢方的にもさつまいも同様、胃腸を整えて身体を元気にしてくれますが、さらに潤いも与えてくれるのです。
潤いを重視するときは、火を通し過ぎないないのがポイント!とろろなど生でたべるのがおすすめです。
・かぶ
咳を鎮め、消化を助ける働きがあるので、弱った胃腸のサポートをしてくれます。かぶも潤いを与えてくれる食材で、山いも同様、潤い重視のときは、生や蒸すなど火を入れすぎないようにしてください。
・しいたけ
秋の味覚の代表であるきのこ。そんなしいたけも身体を元気にしてくれます。
和食にとって大事なお出汁としても欠かせない食材です。
◎まとめ
疲れているからとダラダラし過ぎないで、適度な運動(いつもよりちょっと早く歩く、エスカレーターではなく階段を使う、だけでも)をして、シャワーだけではなく、湯船に浸かってしっかり身体を温めて、しっかり栄養を取って体力回復しましょう。