今日は何の日?シリーズ!
雨漏り点検の日
本格的な梅雨のシーズンを前に、建物の雨漏りの点検をしようということで、全国雨漏検査協会が1997(平成9)年4月に、この日を記念日として制定しました。
全国雨漏検査協会では、紫外線に反応すると青く光る検査液を使う新手法で、雨漏り発見に努めています。
国立銀行設立の日
1873(明治6)年、日本初の銀行、第一国立銀行(後の第一勧業銀行、現在のみずほ銀行)が設立されました。
傘の日
6月11日は、雑節の一つで「入梅」になることが多いことから、日本洋傘振興協議会が記念日に制定。
暦上で「梅雨入り」を意味しており、定気法における太陽黄経が80°の時。
以前は、入梅を境に約30日が梅雨とされておりましたが、年や地域によっても梅雨の時季は異なるため、今日では気象庁の出すデータをもとに梅雨入りを判断するように変更されております。
聖バルナバ祭の日
聖バルナバは聖パウロの伝道協力者で、この時期が干草の収穫期であることから草かき熊手が彼のエンブレムになっています。
日本初の銀行が設立
1873(明治6)年6月11日、日本初となる銀行「国立第一銀行」が設立されました。
創業は同年7月20日国立銀行条例の公布に伴い完成した国立第一銀行は、「国立」という名前がついているものの、これはアメリカの「National Bank」を直訳したもので、実際には民間の銀行でした。
また、行員の中には侍あがりの銀行員もいて、そのプライドからかお客さんとの衝突は少なくなかったそうです。
また、「bank」を「銀行」と訳すようになったのも、この時が初めてとされております。
※訳の語源は諸説あり
ちなみに、
・第一国立銀行:第一勧業銀行 → みずほ銀行
・第二国立銀行:横浜銀行
・第三国立銀行:安田銀行 → 富士銀行 → みずほ銀行へ合併
・第四国立銀行:第四銀行
・第五国立銀行:(省略) → 三井住友銀行
など、当時は開行順に第百五十三銀行までありました。
その後、吸収合併や統合、破産、解散する銀行が多い中、第四国立銀行(現:第四銀行、新潟県新潟市)は、創立時の商号のまま現存する最古の銀行となっております。
国立銀行設立の日
日本初となる銀行が設立された6月11日は、「国立銀行設立の日」として記念日のひとつに制定されております。
電話機の発明者が正式決定
「黒電話」に代表されるようなダイヤル式電話が世界的に普及する以前、電話機には主に
・ガワーベル電話機:電話機に取り付けられた電池から電力を送り、電話交換手を呼び出すのもの
・共電式電話機:電話機の受話器を外すことで電話交換手を呼び出す仕組みのもの
・磁石式電話機:電話機に取り付けられたハンドルを手で回電気を起こし交換手を呼び出すもの
など様々なタイプが発明・研究されておりました。
こうした電話機の最初の発明者は、「ガワーベル電話機」の概念を構築した1人で「電気式電話機」を発明した、アレクサンダー・グラハム・ベル氏だとされておりました。
これは、それぞれ正確な発明年代が不明とされる中で、ベル氏が1876(明治9)年に、電気式電話機に関する特許を取得したことで世界的に認知されることに。
しかし、遡ること約20年前の1854(安政2)年頃、アントニオ・メウッチ氏が彼の事務所と寝室にいる重病の妻との会話をいつでも行えるようにする目的で「機械式電話」を発明したことが分かっており、電話機としての発明は、時期的にメウッチ氏の方が早かったとする向きが強くなる傾向になっていきました。
ですが、ベル氏が「電気式電話機」の特許を取得した際に、メウッチ氏が自身の発明の正当性を主張し提訴するも構造が似ていることから、オリジナル性に欠けるとの理由でメウッチ氏が敗訴しております。
以来、電話機の発明者はベル氏との認識が公式として広まっていくこととなりました。
ところが、2002(平成14)年6月11日、 アメリカ合衆国議会が「決議案269」によって電話機自体の発明者はアントニオ・メウッチ氏だとすることを宣言。
没後約110年の時を経て、メウッチ氏は名声を得ることとなりました。
ちなみに、ベル氏は実用的電話機の発明者として改められております。
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