1.シッポをバタバタする
『シッポは口ほどにものを言う』と言われるくらい猫のシッポに感情は表れています。ご機嫌な時はピンと立てていますが、バタバタと始まったら要注意。しつこく構いすぎると、シッポをバタバタと動かして、「もうやめて!」と抗議をします。構うのは程々にしましょうね。
2.噛みつく
ふとした瞬間ガブッとされてしまったことはありませんか?ブラッシングの時や撫でているとき、『気持ち良さそうだったのにどうして?』と思うことがありませんか?
『猫は気まぐれ』なんて言いますが、過度にスキンシップをしすぎると嫌がります。『もういいよ!』と抗議してるのでしょう。かわいい猫の為にそっと手を引いてあげましょう。
3.鳴き声で訴える
野生時代の猫は、声を出すと存在を外敵に知られてしまうために、〝無駄〟に鳴くことはありませんでした。ところが、家で暮らすようになってからは、飼い主さんに鳴き声で不満を訴えることがあります。
『ウー』『ンミャーオ』『アオーン』と低い声で鳴くときは、『ご飯が欲しい』『構って欲しい』などを訴えています。猫の抗議サインの1つです。
4.邪魔をする
飼い主が何か夢中になっているときに、猫が邪魔をしてくることがあります。新聞や雑誌を広げると乗ってきたり、パソコンのキーボードの上に鎮座するなんてことも…。
これは、『そんなものよりこっちを見て!』と注目してほしかったり、構ってほしいというの猫の抗議サインなのです。
5.突然毛繕いする
猫は、『転位行動』という毛繕いを行います。これは、体を綺麗にするためだけではなく、気分を落ち着かせるための行為です。不満やイライラがあるときに、その気分を落ち着かせるために毛繕いをするのです。何かしらの不満があって抗議しているのかもしれません。
6. 耳が後ろを向く
耳がピンとなり横を向いた状態になることがあります。耳の穴が下や後ろ向いていて、いわゆるイカ耳と言われる状態です。
怖いと思うとき、触られたくないとき、イライラしているとき、などの状態の時です。飼い主さんに叱られていじけている時にこんな耳になっていることがよくみられるでしょう。
7. 粗相をする
トイレ以外で排泄をするのも、不満の表れです。
トイレの設置場所が気に入らないとか、トイレの砂が気に入らないとかのサインかも知れません。また、飼い主に叱られたり、かまって貰えず寂しい時に、飼い主のベッドや布団に粗相をすることがあります。飼い主に対する不満を訴え掛けています。
寝室に入れない等の対処法がありますが、それよりも不満を取り除いてあげることが一番です。トイレは綺麗にしてあるか、きちんと構ってあげているか、確認してくださいね。
8. 飼い主の行動を邪魔する
読んでいる雑誌や新聞の上に乗る、使用中のパソコンの上に乗るなど、飼い主の邪魔をしてくる時は、不満を訴えています。
不満といっても、飼い主にかまって欲しい、自分を見て欲しいという素直な気持ちの表れであり、愛情が欲しくてする仕草です。
まとめ
猫が不満を覚えているときの行動や仕草は割とわかりやすいと思います。猫はストレスを感じやすい動物なので過度なストレスは、人間のように病気の原因になってしまいます。飼い主さんは、猫の『抗議サイン』を見逃さないようにしてあげて下さい。
猫の仕草からは、色々な気持ちが見えてきます。嬉しくて楽しい気持ちのこともあれば、嫌だという不満な気持ちの時もあります。
仕草の意味がわかると、猫の欲求を理解することができます。猫の仕草には、それぞれに個性があります。自分の猫が今どんな気持ちなのか、想像することが大切です。