猫に『NO!』を伝える4つの方法!叱り方間違ってる?
いくら叱っても猫は反省をしないと思われがちです。猫はきまぐれと言われますが、「ダメ」が伝わらないのは叱り方に問題があるのかもしれません。
ほんのちょっとの工夫で、猫に分かりやすく明確にダメを伝えることができます。その方法を4点ご紹介いたします。
⑴叱るのは現行犯のみ
人間以外の動物を叱る場合、基本的に現行犯でなければ意味がありません。単に記憶力の問題ではないのです。
小さい子供と同じで「何がいけなかったのか」をその時その場でなければ理解しにくいという特性があります。後から「さっき××したでしょ!」と言っても、飼い主さんのご機嫌が斜めであることしか伝わりません。
なので、イタズラを止めたければ現行犯で叱りましょう。
⑵単語で伝える
人間の言葉を話す猫はいませんが、よく耳にする多少の単語なら覚えることができます。
猫を叱るときは、「痛い」や「ダメ」やなどの単語のみで短く伝えましょう。何度もくり返しているうちに、ダメだとということを理解します。
何度もくり返しその行動が「ダメ」ないことを教えてあげましょう。
⑶必ず同じ口調で叱る
先程の単語を、同じ語調で伝えることも大切です。
なぜなら、猫は言葉を「音」として認識しているからです。
これは「ダメ」のときの合図の音だと理解しやすくすることで、少しずつ飼い主さんがダメな行動が減少していくでしょう。
ダメなことをきちんと教えるには、淡々と同じ語調で叱るのです。ただし、怒鳴るのは NGです。「怖い」という思いだけが残ってしまいます。
⑷無視をする
猫がダメなことをした時には、無視をするのも効果があります。
もし遊んでいるときに噛んできたら、すぐに遊びを止め、部屋を出て行き猫を無視します。
すると猫は、「良いことがない」と分かるので、やらなくなることが期待できます。逆にダメなことを我慢できたときは、たっぷりと褒めてあげてください。
猫にわかりやすく伝えるために、しっかりメリハリをつけることが大切です。
絶対にNGな叱り方
次にあげる叱り方は、飼い主さんへの信頼を失う恐れがあるので絶対にやめてください。
叩く・物に当たる
どんな理由があっても、猫を叩いて叱ることはNGです。だからといって物に当たり散らすのもNGです。これらは単に飼い主さんが感情的になっているだけで、猫は怖がるだけです。
名指しで叱る
前の項目で、「単語で伝える」と書きましたが、名前もよく耳に入る単語です。叱るときも猫がしっかり理解できる言葉だと思うかもしれません。
しかし、名前を呼んで叱ることはやめてください。
名前で叱られることで、名前=ダメと認識するようになり、ただ名前を呼ばれただけで、叱られたと思うようになってしまいます。
まとめ
猫を叱るときに大事な点は、現行犯、単語、語調の維持の3つです。そして、好ましくない行動の大部分が習性によるものなので、好ましい形に変えていく工夫も必要になります。
的確に叱ることで、反省も改善も可能になります。根気強く気持ちを伝えていきましょう。
繰り返しになりますが、猫を叱るとき、体罰は絶対にしないようにしてください。体罰をしても、しつけられないどころかデメリットばかりです。
お家の猫に合う方がきっとあるでしょう。無理せずに猫に合う方法で教えるのが理想です。いくつか試してみて、ベストな方法を見つけてくださいね!