なんと電気代が10倍に!?
この寒波により色々な影響が出ております。
記録的な雪の影響によって道路は寸断され移動すらできない時も、、、
そしてとんでもない雪の量によって悪い影響が見えてきております。
それが新電力の価格高騰となります。
ではその「新電力」とは何なのでしょうか?
まとめてみましたので見ていってください。
「電力自由化」により生まれた
電力自由化後に新規参入してきた小売電気事業者(電気を販売する企業)」を指す言葉が「新電力」です。
日本は電力会社が「東京電力」「関西電力」「中部電力」など10社しか無くそれ以外は電気販売をできなかったのです。
ですが「電力自由化」により制限が無くなります。
そしてさまざまな電気売る小売事業に会社が参入します。
このタイミングで電気のビジネスチャンスと捉えた小売事業を「新電力」とされます。
以前よりある電力会社と比べ新しいから「新電力」と呼ばれていると解釈すると分かりやすいですね。
現代では電気供給は重要なインフラです。
たくさんの企業が「電力自由化」を契機として小売事業に参入しています。
そして大きく分けると新規参入事業者はこのように分類できます。
「エネルギー産業」
「石油会社」「ガス事業者」もエネルギーへ関する事業を行っていた企業は電気の小売事業へ積極的に進出してます。
発電所も自前ので持ちその電力を販売してるケースもあります。
「通信産業」
「インターネットのプロバイダー」や「携帯電話会社」なども電気の小売事業へ参入してます。
電気と同様に通信もインフラの1つです。
料金体系も毎月費用がかかるというところも同じとなります。
そのため事業的に相性が良かったとされます。
電気料金をセットとして通信回線を割引プランと展開してることが多いです。
「再生エネルギー産業」
電気小売事業に「風力発電」「太陽光発電」を行っている企業も参入してます。
環境へ配慮し省エネを付加価値とし他社と差別化を図ってるようです。
「その他」
「住宅メーカー」「鉄道、旅行会社」「家電量販店」と多種多様な新規参入会社が電気販売をします。
ではその「新電力」ですが切り替えるメリットは何なのでしょう?
メリットは?
電気代が安く抑えられる可能性があります。
従来のサービスと合わせてセット割を提供し更にお得になることも、、、
上記の通り、インターネット関係の会社、ガスなどの会社が多く乗り出しております。
各会社によって制度は違いますがセットでは数%違うこともあります。
そして会社によっては割引以外にポイントが付くところもあります。
その他のお店で使用できるので使用している電気をお得に使い支払う気持ちになります。
それ以外のメリットにも再生可能エネルギーなども使用しているので環境に貢献できるところもあります。
二酸化炭素の排出を抑え太陽光や風力による発電で環境に気を使えます。
デメリットは?
本来であれば新電力へ切り替えはデメリットが基本的に存在し無いはずでした。
強いてあげれば「手続きが必要であること」「条件により電気料金が高くなってしまうこと」「解約時違約金のかかる場合がある」ということでした。
注意点というほうが正しいかも知れません。
切り替え後の電気料金は特に注意してください。
電気料金を安くするために切り替えたのに高くなるのであればどうしようもありません。
「新電力」に切り替えるのは料金シミュレーションをしておくのが大切です。
ではなぜ今回高騰したか
「電気事業連合会」は2021年1月10日に全国的な寒さ悪天候による太陽光発電等の発電量低下を理由に電力需給のひっ迫を発表しました。
全国的に節電を呼びかけている状況です。
そして火力発電燃料になる液化天然ガス(LNG)の不足も電力不足要因と見方を示しています。
そして電気料金を市場価格に応じ変動する「市場連動型プラン」を契約する消費者があおりを受けたのです。
これがいわゆる「新電力」と呼ばれるものです。
そしてこれらは発電所を持たない場合は「JEPX」より電力調達する事が多いのです。
「市場連動型プラン」契約件数は80万件にのぼるとされています。
「JEPX」の価格は12月後半より高騰を続けており12月中旬までは10円/kWh前後だった電力卸売価格が年末急高騰しこの1月8日時点で100円/kWh前後となってしまいました。
つまりは電気の「取引価格」が例年と比べ「約10倍近い異常な高値」となっているのです。
「市場連動型プラン」は「JEPX」の価格高騰で末端価格も高くなるので「SNS」上では契約者からの阿鼻叫喚が広がっているというわけです。
全くデメリットがないわけではないのです。
新しいサービスを利用する場合は様々な角度から注意が必要ですね。