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白血病の治療にも注目!救世主!?液体のりの雑学!意外すぎる活用方法で画期的の効能!

皆が使ったことがある「あの」のりです

2019年5月31日に医学分野で重要な役割を持つのではないか?という発表がありました。
その内容が誰もが知るあの「液体のり」だったのです。
「文具メーカー・ヤマト」さんの製造販売している「アラビックヤマト」です。

特殊な培養液に使える可能性

研究チームによると液体のりの主成分・ポリビニルアルコール(PVA)を培養液に使いマウスの「造血幹細胞」を増殖させることに成功したというのです!
論文は同日に英科学誌「ネイチャー」(電子版)に掲載されました。

造血幹細胞は赤血球や白血球の元になる細胞です。
白血病や血液疾患の治療に重要な役割のある細胞で、通常の培養では牛の血清成分などが使われておりました。
ただ、コストがネックとなっております。

そこに今回のPVAが培養液に使える可能性が示され今後はヒトの造血幹細胞への応用に向け研究されるようです。
病気で苦しむ人々への希望の星になりそうですね!

一躍有名に!

とても身近な液体のりが驚きの研究成果により広く関心を集めました。
報道では液体のりの代表格「アラビックヤマト」の写真が広く使われました。
「一部報道について」ヤマトはコメントを発表しました。
内容としては本来の用途とは異なるが病気に苦しむ方を含め社会貢献になれる事は大変喜ばしいとのような内容でした。

そんなアラビックヤマト、明日改めて見てみるととても凄いものに見えるかもしれませんね!!!

それだけではなかった、、、

何とこのアラビックヤマト、「第5のがん治療」でも注目されております。
外科治療・化学療法・放射線治療の「三代療法」に最近では「免疫療法」がガン治療にはございます。
それらに続き第5のがん治療と呼ばれ注目されている治療法がございます。
それが「ホウ素中性子補足療法」です。
その治療効果を劇的に向上させる方法が見つかりました。

何と「液体のり」を主成分に混ぜるのです!
すると治療効果が大幅に向上し、マウスを使った実験では「がんをほぼ根治すること」を確認したと発表されたのです。

ホウ素中性子補足療法とは簡単に説明すると、がん細胞が取り込みやすいアミノ酸とホウ素を結合させた薬剤を投与し、そこにエネルギーの弱い中性子を照射します。
するとホウ素が核反応を起こしてがん細胞を破壊するのです。

しかしこの薬剤ががん細胞内に留まらない場合もあり、長く留まらせることができれば治療効果も向上すると考えられていました。
そこでアラビックヤマトの登場です!

効果は3倍!?

そこで薬剤と「液体のり」の主成分PVAを混ぜたところ、がん細胞に取り込まれるホウ素量が「3倍」に向上し、6時間後もほとんど減らないことを確認したというのです。
マウスの実験では皮下腫瘍はほぼ根治に近いとの成果が得られたそうです。

「スライム」と同じ!

実は今回の薬剤は、理科の実験で行う「スライム」作りと同じ化学反応を使っているそうです。
ホウ素の原料「ホウ砂」と「洗濯のり」を水中で混ぜると「ドロッ」とした触感のスライムができます。
今回のがん細胞への薬剤も「ホウ素を含む薬剤」と「液体のり」の主成分を「水中で混ぜるだけ」とのことです。

今後は最終的なプロダクトを行い安全性の確認の試験を2−3年行い、その後にヒトへ使うための研究をするそうです。
臨床試験を始めて最低でも7−8年くらいはかかりその後、承認申請にたどり着くのではと言われているそうです。

子供からお年寄りまで、、、

子供時代は工作でお世話になり、大人になっては病気の治療へと、、、
もしかして我々人間にとって最も身近な物の1つかもしれませんね!
液体のりを見たら今までと違う思いを持って見ることになりそうです。

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