今日は何の日?シリーズ!
温度計の日
水銀温度計を発明したドイツの物理学者・ファーレンハイト氏の誕生日にちなんで制定された記念日。
※ファーレンハイト氏 誕生日
・ユリウス暦:1686(貞享3)年5月14日
・グレゴリオ暦:1686(貞享3)年5月24日
ファーレンハイト氏は華氏温度目盛り(°F)の基準を、温度定義
・氷と食塩の混合温度:0度
・健康な人間の体温:96度
・水が凍る温度:約32度
・水が沸騰する温度:約212度
と定義。
1960年代まで多くの英語圏の国で華氏温度は、
・気候
・産業
・医療
における温度の基準となっておりました。
ですが、メートル法への切り換えに伴い、「摂氏温度(°C:セルシウス度)」の導入が世界的に進められてからは、現在、
・アメリカ
・カナダ
・イギリス
など一部の英語圏内において、非科学分野での温度計測において華氏温度が使用され続けております。
種痘(しゅとう)記念日
1796(寛政8)年5月14日、イギリスの外科医・ジェンナー氏が初めて種痘の接種に成功したことを受けて制定された記念日。
※種痘
天然痘の予防接種のこと
天然痘は以前高熱に加えて全身に水ぶくれのような膿疱を生じさせ、致死率が約20%〜50%と非常に高いのに加えて、感染力も非常に強いウイルスとして世界中で「不治の病」「悪魔の病気」と恐れられてきた代表的な感染症の1つでした。
ですが種痘の登場によって天然痘による死亡者は劇的に減少し、1979(昭和54)年10月末には、世界保健機構によって天然痘の根絶が確認されるなど、世界で初めて撲滅に成功した感染症となりました。
ゴールドデー
新年度や新学期などを迎えて約1ヶ月が経つ頃に、新人たちへ期待とエールを込めて先輩からゴールドキウイフルーツを贈る日として、キウイフルーツの輸入などを手がけるゼスプリ・インターナショナルジャパン株式会社が記念日に制定。
ゴールデンキウイと「ゴールデンルーキー」を掛けたものでもあり、五月病に負けず、ポリフェノールたっぷりのゴールドキウイを食べて元気でいてもらいたいとの願いも込められているそうです。
けん玉が誕生
1919(大正8)年5月14日、今日使用されているけん玉の原型となる「日月ボール」が考案され、実用新案登録されました。
考案者は広島県呉市の江草濱次氏で、木工ろくろ技術や木工玩具の生産技術が盛んな広島県廿日市市を自ら訪れ、イメージを形にしてもらっったのが始まりとされております。
けん玉は、
・剣玉
・拳玉
・剣球
とも書き、近年では世界的にも「KENDAMA」の名で通り、「トリック」と呼ばれる技を競い合う競技としても認知されております。
けん玉の日
けん玉の原案が考案された5月14日は、グローバルけん玉ネットワークが「けん玉の日」として記念日のひとつに制定しております。
蜀(蜀漢)が成立
221年5月14日(旧暦:章武元年4月6日)、 劉備玄徳が皇帝に即位したことで「蜀(蜀漢)」が成立しました。
蜀は
・魏
・呉
と共に「三国時代」を形成した一国で、巴蜀(現:四川省・湖北省一帯)を領土とし、都は成都に設けられておりました。
実際には、魏の文帝曹丕が後漢を滅ぼした際に、漢の正統を継ぐものだとアピールすることもあり、蜀漢と自ら名乗ったことはないそうです。
そのため当時は「季漢」と称していたとされております。
※李
紀尾井坂の変が起こる
1878(明治11)年5月14日、内務卿だった大久保利通が、現:東京都千代田区紀尾井町清水谷で不平士族6名によって暗殺された事件「紀尾井坂の変」が発生。
簡単な経緯として当時、明治政府内では
・征韓論
:武力で朝鮮半島を開国しようとする考え
:西郷隆盛、板垣退助ら
・内治優先論
:国外制圧より国政の安定化を優先
:大久保利通、木戸孝允ら
で二分されており、結果として「征韓論は時期尚早」として却下され、内地優先論側の主張が採用されることとなりました。
征韓論の棄却は西郷隆盛が官職を退く要因ともなり、この決定に憤慨した不平士族らが「内地優先論の最先鋒だった大久保利通の暗殺を計画し実行」したと目されております。
「大久保利通自身、自らの死が近いことを悟っていた節がある」とされるものの、内務卿・大久保利通の暗殺は世間に大きな衝撃を与えることとなりました。
また、大久保邸で行われた葬儀には「1,200名以上が会葬し、4,500円以上もの費用を費やすなど近代日本史上最初の国葬級葬儀」となりました。
※4,500円以上
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