安全?有害?
コロナウィルスで一躍有名になったものがたくさんありますが今回はその一角である「次亜塩素酸水」についての記事になります。
こちらはコロナ禍にて「アルコール系消毒剤」が品薄となりその他の消毒剤の中で人体に悪影響が少ないとして使用されるようになりました。
以前より「インフルエンザウィルス」や「ノロウィルス」の対策をしている人たちの中では知っている人もいたと思います。
子育ての最中ではお世話になっている人も多いかもしれませんね!
霧吹きで吹き掛けたり加湿器に入れて消毒したりと用途は様々です。
ですが最近のニュースでは「人体に有害なのでは?」という記事が多く見られるようになってきました、、、
次亜塩素酸水の普及を目指している「メーカー」や「研究者」は次亜塩素酸水は「人体に安全」であり「新型コロナウィルスの感染予防策として役立つもの」として主張しています。
ですが別の「科学者」や「医師」は「次亜塩素酸水を噴霧すべきではないし、吸入してはならない」と強調しているようです。
そもそも「次亜塩素酸水」とは?
「次亜塩素酸水」とは何なのでしょう?
代表的な製法は2種類あり、酸性で「次亜塩素酸」を主成分としています。
製法は2つありまして、
①「塩酸」や「塩化ナトリウム水溶液」を装置で電気分解する「電気分解方式」
②「次亜塩素酸ナトリウム」と「塩酸」などを混ぜて酸性に調整し希釈する「混合方式」
が代表的な方法としてあります。
2002年に「厚労省」にて「電気分解方式」の「次亜塩素酸水」が「殺菌料」とし食品添加物に指定されています。
ですが「最終食品の完成前に除去しなければならない」また「使用後、最終食品の完成前に除去される場合、安全性に懸念がないと考えられる」と指針があります。
新型コロナ感染症の際にアルコール系消毒剤の代替品として広く流通してきました。
ですが本当に安全なのかどうなのか疑問が残ります、、、
勘違いしてはいけないです!
よく混同され少し危険なのが花王「ハイター」やミツエイ「ブリーチ」などに含まれる「次亜塩素酸ナトリウム」です。
こちらは別物で人体に「有害」です!
新型コロナ感染症に対しては「食器」「手すり」「ドアノブ」などの消毒には「有効」とされています。
ですが「空間噴霧」して吸い込んだりしてはいけません。
実は筆者も新型コロナ感染症が流行しだした時に日用品などの買い出しに行くと必ず帰宅後に体調を崩していました。
頭痛や喘息気味になるなどですが、、、これらは環境変化のストレスかと思っていましたがこの記事を書きながら少し嫌な気持ちになっています。
検証はされているのか?
「次亜塩素酸水」の「身の回りの物品の新型コロナウィルスの消毒方法として、評価に有効かどうか」を検証しているのが「NITE」です。
現時点では「一定の効果を示すデータ」も出ているが「有効性評価を行う上で十分なデータが集まっていない」のだそうです、、、
そのため「有効性は確認されていない」と発表されました。
引き続き検証試験を行い「6月中に結果を好評」する予定とされています。
このような発表があった後に「次亜塩素酸水普及促進会議」より新型コロナウィルスに「有効」であり「人体に安全」と反乱がされました。
次亜塩素酸水を発売するメーカーは「無臭」であり「塩素系独特のニオイが少ない」、大学の教授は噴霧する際に「適度に濃度を管理すれば、微生物に対して殺菌効果を示すが、人間の健康には害がない」と発表しています。
必要性としては?
「次亜塩素酸水」の使用方法としては「人体への安全性」が立証されていない限り吸い込まないほうが良いと筆者は考えます。
「浮遊している菌やウィルスは換気や新鮮な空気の入れ替えで対応」できるのですが問題は「付着菌」であり付着菌のほうが圧倒的に数が多くなります。
発表の一つに「人がいる空間では非常に薄い気体状の次亜塩素酸では効かない」とされています。
現状では「次亜塩素酸水」は物品、手すりやノブなどの消毒にしておくほうが安全かもしれませんね、、、