花粉対策の基本は掃除にあり!!
花粉は、家の中にもたくさん潜んでいます。そこで家の中で花粉症を悪化させないための掃除と洗濯方法についてご紹介します。
1、衣類についた花粉は「玄関」でシャットアウト
家の中へ侵入する花粉は、主に玄関からです。なぜなら外出時の「衣類」から持ち込まれるからです。この衣類についた花粉を、玄関で食い止めることが重要なポイントです。
玄関に入る前に、しっかりと払い落とすようにしましょう。
衣類用粘着クリーナーで、衣類に付着している花粉を取り除いたり、玄関に空気清浄器を置くのも効果的です。
2、「換気」は花粉の飛散量が少ない時間帯に
家の中に花粉は入れたくないけど、室内のニオイやカビを防ぐためにも、やはり「換気」はしておきたいですね。
・夜露などの湿気がある午前10時頃まで
・昼間の花粉が地面に舞い降りたあとの夜遅く
・雨上がりのすぐあと
など、花粉の飛散量の少ない時間帯や天気に気を配り換気をしましょう。
3、「積もった花粉」はふき掃除がベスト
フローリングの基本は『まずは拭き掃除』
いきなり掃除機をかけると花粉が舞い上がってしまうので、まずはフローリング用お掃除シートやかたく絞った雑巾などで床の花粉を拭き取ります。その後掃除機をかけるときは、フローリングの溝に沿って”ゆっくり丁寧”にかけましょう。
特に室内の花粉は、空気の動きが少ない夜の寝ている間に床へ落ちるので、少し大変ではありますが、朝一番に拭き掃除をすると効果的と言えます。
4、花粉の絡まりやすいものは「掃除機かけ」
カーペットの掃除機かけは『念入り』に
カーペットやラグ、布製のソファなどの繊維には花粉が絡まりやすいので、1㎡あたり20秒程度かけて、ゆっくりと掃除機をかけましょう。毛足を立ち上げるように、縦方向と横方向の両方から掃除機をかけると効果的です。
和 室
畳の目に沿ってゆっくりと丁寧に掃除機をかけます。
カーテン
衣類用粘着クリーナーでカーテンに付着している花粉を取り除いたら、花粉防止スプレーを吹きかけておくといいでしょう。
浴 室
換気扇から花粉が侵入しないように、フィルターを取り付けます。
脱衣所
バスマットはこまめに洗いましょう。お風呂から出た後は、浴室の扉を開けて脱衣所の湿度を上げるとよいでしょう。
リビング
電化製品は静電気を帯びて花粉がたまりやすいので、ハンディモップなどでこまめに掃除することをおすすめします。
毎日の洗濯で花粉症対策
洗濯物の花粉対策には、洗い方と干し方が重要です。とくに花粉は”濡れている洗濯物”に付着しやすいので、花粉の時期はできるだけ部屋干しにしましょう。
除菌・抗菌効果のある洗濯用洗剤を使えば部屋干しの臭いも防げます。
洗濯物を外に干したいときの花粉症対策
洗濯物を干すときに、洗濯物に花粉防止スプレーを吹きかけておくと、花粉の付着を抑えることができます。
洗濯物を取り込むときは、1枚ずつ花粉を振り払いましょう。このときに洗濯物を叩くと、花粉が繊維の中に入り込んでしまうので気をつけましょう。
洗える衣類には柔軟剤を使う
柔軟剤には、衣類をやわらかく仕上げるだけでなく、静電気を防止する効果もあります。なので、柔軟剤を使うだけで衣類への花粉の付着を、1/3に抑えることができるといわれています。
洗えない衣類には静電気防止スプレーを
コートやスーツなど気軽に洗えないものには、静電気防止スプレーがおすすめです。外出前に衣類にスプレーするだけで、静電気を抑えて花粉をつきにくくしてくれます。
こんな生活はNG!花粉症を悪化させる生活習慣
花粉症対策をしているのに、どんどん症状がひどくなる場合は、毎日の生活習慣に原因があるのかもしれません。生活習慣の乱れも出来るだけ改善してみましょう。
睡眠不足
睡眠時間が不足すると、体力や免疫力が低下します。1日7時間以上は眠るようにしましょう。
運動不足
筋肉量の低下も花粉症を悪化させます。軽いウォーキングやストレッチを毎日するように心がけましょう。
乱れた食生活
食品添加物や加工食品、甘いものの食べすぎは花粉症を悪化させるといわれはじめています。
過度な飲酒
お酒の飲みすぎは鼻づまりを悪化させます。
喫煙
タバコの煙が鼻やのどの粘膜を刺激し、花粉症を悪化させます。
いかがでしたか?
室内での花粉の季節のお掃除の鉄則は「花粉を入れない」「舞い上がらせない」こと。そのために、ご紹介したお掃除方法で、快適な空間を作ってください。花粉症の方がご家族にいなくても、この時期はぜひお試しください。