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車のアクセルペダルとブレーキペダル、事故の原因ベスト?

ペダル踏み間違いはなぜ起こるのか

車のペダルの踏み間違いで起こる事故は、増え続けています。このような事故を減らす方法はあるのでしょうか?
ペダルの踏み間違いをしないために大事なことをかんがえます。

○ドライビングポジション

まずは、ドライビングポジション(運転姿勢)です。ペダル踏み間違い事故と、ドライビングポジションの関係性をきちんと証明するデータはありませんが、いい加減なドライビングポジションで運転していたら、ペダルの踏み間違いをする可能性は高くなるのは確かです。

特にポジションが遠いと、つま先でペダル操作をすることにもなり危険です。正しいシートの位置は、シートに深く腰掛けてブレーキを踏んだ時に、ヒザが110度ほど曲がる(軽く曲がっている状態)位置が理想です。

正しいポジションで座ると、ペダルの踏み間違いを防止できるだけではなく、もしも踏み間違えたときでも、踏み直せることも不可能ではないのです。

○ATシフトレバーの操作ミス

ニュースでよく見かける、駐車場で店舗に突っ込んでいるような状況は、ペダル踏み間違いだけではなく、別の原因でも考えられます。

その原因は、シフトレバーの操作ミスです。駐車場での操作ミスなので、低速もしくは止まっている状態からの事故です。駐車場スペースにはたいてい車止めがありますが、それを乗り越えてしまっているわけです。

もちろん、原因はこれだけではありません。いろいろなパターンがありますが、こうした勘違いでの事故も多数あります。

○漫然と運転せず 間違った瞬間にも対応できるか

話を戻して、アクセルとブレーキの踏み間違い事故の話をしましょう。クルーズコントロールを使わずに通常走行している場合は、アクセルペダルの上に右足があります。そこから前に障害物が現れブレーキを踏むときは、左に足をずらして踏むのでほぼ踏み間違いはしません。

ペダルを踏み間違えるときは、思いっきりブレーキを踏もうとして、一う度右足を持ち上げて踏んだときなどに起こります。
また、車庫入れなどで、ブレーキとアクセルをこまめに踏み換えるときなども、発生しやすいです。アクセルを踏もうとしてブレーキを踏んでも、車は動かないのでまず問題は起きません。

問題となるのは、ブレーキを踏もうとしてアクセルを踏んだときです。当然、車は動きますが、運転者はブレーキを踏んでいるつもりなので、車を止めようとさらに強く、アクセルを踏み込みます。すると車はどんどん加速して、暴走してしまうのです。

アクセルとブレーキを、踏み間違えないために一番大事なことは、〝漫然と運転〟しないこと、つまり「しっかりと意思を持って運転する」ことです。

ブレーキを踏もうと思い、間違ってアクセルを踏んだときに、漫然と運転していると、そのまま気付かずにアクセルを踏み続けてしまいます。間違えたとき、加速した瞬間におかしいと気づいて踏み直すことができれば、事故を防いだり被害を最小限にすることができます。今、車の動きがどうなのか、車がどういう状態かを考えればいいのです。

○駐車場では発進時ゆっくりの意識

駐車場での発進時に起きる事故を防ぐには、発進はクリープ現象(アクセルを踏んでいなくても、ブレーキから足を離すと車両が動く現象)を使って、その後はゆっくりと加速をすることで防げます。

ブレーキペダルから足を離し、クリープ現象で車が動き出したら、ゆっくりとアクセルペダルを踏んで加速していくきます。当たり前の発進方法ですが、急加速してしまう人は、ブレーキペダルから足を離したとたんにアクセルを踏み込んでしまうのです。

最近の車は、パーキングブレーキのホールド機能があって、アクセルを踏むとパーキングブレーキが自動で解除されるものが増えてきました。ですが、運転に不安のある人は、この機能は使わずにパーキングブレーキを手動で解除したほうがいいでしょう。

アクセルを踏めばパーキングブレーキが解除されると思うと、ついアクセルを強く踏んでしまうこともあるからです。

ペダルの踏み間違いによる事故防止には、障害物が前方・後方にあるときに、自動でブレーキが効いたり、アクセル開度が抑えられたりする機能は有効に働きます。これらの機能が付いた車に乗り換えるのも、大きな効果があるのは明白です。