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水代わりに飲んでいる糖質0のあの飲み物が虫歯を作る?

炭酸水メーカー

糖質ゼロでも危ない、むし歯リスクが高まる”ある飲み物”

 

むし歯の予防といえば歯磨きを思い出す人が多いのではないでしょうか。ところが、ある研究では、原始人の食生活なら4週間歯磨きをしなくても歯周病にならなかったのだそうです。

●『何を食べているか』が問題

4週間も歯磨きをしないで、原始人と同じような食生活をしたところ、歯周病にならなかったという不思議な研究報告があります。実際に、あまり歯を磨いていないのにむし歯にならないという人もいます。

最近では、歯磨きしないことよりも、食べている物のほうが、むし歯に関係しているという意見も出ているらしいのです。
むし歯は糖を食べたときにつくる酸が、歯のエナメル質を溶かして穴があいた状態のことです。

糖質の多い食事や、甘いおやつを食べる人ほど、酸がつくられる時間が長くなり、むし歯になりやすくなります。
食事の糖質を減らし、間食をなくし、糖が口の中にとどまる時間を減らせば、つくられる酸の量が減り、むし歯になりにくくなります。

パンやごはん、麺類、スナック類や加工食品に含まれる発酵性糖質(スクロースやフルクトースなど)は、すべてむし歯菌のエサになります。糖質をダラダラ食べないことが大事です。

●『無糖』でも炭酸水はむし歯リスクに

炭酸水

糖質がゼロでも、酸性が強いものは歯を溶かす心配があります。
甘い炭酸水はむし歯になるからと、砂糖の入っていない炭酸水を飲んでいる方も多いでしょうが、実は甘くない炭酸水も、むし歯のリスクとなります。

歯の表面のエナメル質は口の中が酸性に傾くと、溶け始めるのです。口の中の酸はむし歯菌がつくる以外に、酸性の飲食物も作用します。酸性の飲料は、炭酸水・チューハイ・梅酒、黒酢ドリンク・ワイン、スポーツドリンク、ビール・日本酒など、ふだん口にしているものに多くなっています。

一気に飲みきって、口の中にある時間が短いのであれば、それほど心配することはないですが、水代わりに炭酸飲料を飲んだり、ダラダラ飲んだりするのは、口の中が酸性に傾いて、エナメル質がだんだんと薄くなっていく原因になります。

甘い炭酸水は糖質と酸のダブルパンチなので、むし歯予防のためには、飲まない方がいいのです。チューハイや梅酒などの甘いお酒も、酸が作られるので要注意です。

●食事は『大きく口を開ける』ことがむし歯予防に

健康長寿のため、よく噛んで食べましょうといわれています。

よく噛んで食べると、認知症の予防になるし、分泌された唾液が歯を守ります。ただし、〝噛む〟ことを意識しすぎると余分な力が入り、歯がすり減ったり、割れてしまったり、詰め物が取れたりして、歯を失うきっかけになります。

あごにもよくないので、食事をするときには〝噛むこと〟を意識するより、「大きく口を開ける」ことを気にしましょう。口を大きく開けてから、自然に閉じると、歯やあごの骨の重さが適度な圧となって、食べ物を噛むことができるので、余分な力がかかることを避けられます。

歯への負担が少ない噛み方ができるといいですね。

●歯を守るなら、口呼吸より鼻呼吸

ふだん呼吸するとき、鼻でしているか口でしているか、あまり意識していないかもしれません。もし、口呼吸をする習慣があるのなら、いますぐに鼻呼吸にしましょう。

口呼吸はカゼをひきやすい、酸素の摂取量が減る、などのデメリットがありますが、最大のデメリットが、『むし歯や歯周病、口臭の要因になること』です。

口呼吸は口の中が乾燥してだ液の分泌量が減ります。だ液には歯や歯ぐきを守り、悪玉菌の増殖を抑えるので、だ液が減ると口の中の状態が悪化してしまいます。鼻呼吸にするだけで、むし歯や歯周病、口臭予防になります。

鼻炎などで鼻がつまって口呼吸になってしまう場合は、耳鼻科で鼻づまりの治療をしましょう。習慣やくせで口呼吸になっている場合は、舌の位置を整える必要があります。

●マスクが口内環境を悪化させる

2020年、新型コロナウイルス感染症が流行して、生活や働き方がずいぶん変わりました。そして、今後も感染症対策のためにマスクの着用は続くでしょう。

マスクには口腔環境を悪化させるので要注意です。マスクをすると息がしづらく口呼吸になりがちで、口の中の温度が高くなります。

口呼吸を続けていると免疫力が低下し、温度が高いと病原菌が増殖しやすい環境になります。二重の意味で病原菌が増殖しやすく、感染症にかかりやすくなるのです。

マスクをつけている時間が長くなるほど、バイオフィルム(プラーク)がたまりやすく、むし歯や歯周病のリスクが高まるので、定期的なメンテナンスが重要です。

●むし歯予防にはキシリトールガムが効果的

キシリトールとは甘味料の一種で、だ液の分泌と、歯のエナメル質の再石灰化を促す作用があります。むし歯菌が、酸をつくるためのエサにならないことから、歯を守る甘味料として知られています。

キシリトールが口の中に長くあったほうがむし歯予防効果が高まるため、キシリトール入りのガムやタブレットはおすすめです。
1日5g以上のキシリトールでむし歯予防になるといわれています。100%キシリトールのガムで4個程度の量になります。一度に噛むのではなく、毎食後と寝る前など回数を多くしましょう。

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