花粉症対策 症状が出る前の今から始める3つの春花粉に向けた情報
もうすぐ2021年春のスギ・ヒノキ花粉シーズンが、始まろうとしています。
飛散開始が早い東京のある関東地方や東海地方、九州地方では、2月下旬にはスギ花粉の本格的な飛散(ピーク)が始る予想です。
事前の花粉症対策が大切なワケ
症状が出てから病院に行く人が多いのかもしれませんが、東洋医学では、『次の季節を見越した過ごし方』が体調に大きく影響すると考えられています。実際に花粉症も、事前の対策で症状の発現を抑えることができるのですと、内科の先生にも耳鼻科の先生にも言われます。
すでに花粉症を発症している人でも、体内に花粉がたまらないようにしておくと、春以降に花粉症の症状が出ることはありません。しかしそのためには、まだ花粉が舞っていない今のうちに、体に入りにくくするか、入ってしまっても体内から排出できるような体作りをしておく必要があるのです。
民間療法ではありますが、花粉症を軽減できると言われている事前の対策を3つあげてみました。
(1)発酵食品を積極的に摂る
花粉症予防には、ヨーグルトなどの発酵食品を摂取するのが有効なことは知られていますが、それにも理由があります。発酵食品は腸内の環境を良好にし、排泄機能を高めて、免疫力のバランスを整えてくれるのです。
乳酸菌には、腸内細菌のバランスを整えて便通をよくしてくれますが、他にも免疫の過剰反応を抑える働きもあって、花粉症の症状緩和に役立つのです。
(2)軽く汗をかく
もともと花粉症とは、アレルギー反応の一種で体の中に過度な熱がこもり、その熱を外に出そうとした結果、鼻の粘膜が炎症を起こしたり、目が痒くなったりすることを言います。そこで汗腺を緩めて、この熱を外に放出しやすくすると、症状を抑えることができるといいます。
本来ならば、自然の摂理に任せておけばいいのですが、一年中エアコンを使用している現代人は、汗腺の調整機能が弱っています。特に冬の間に冷たいものや生もの、甘いものなどを多く摂取している人は、体が極度に冷えて、汗腺が閉ざされたままの状態なので、汗をかくことが大切になります。
ただし、寒い時期に大量に汗をかくと、体が冷え感染症にかかる恐れがあります。あくまで“うっすらかく程度”で十分です。
(3)胃腸を冷やさない
胃腸が弱っていると栄養を十分に吸収・運搬できずに免疫力が落ちてしまいます。なので、花粉症などのアレルギーを予防するには、まず胃腸をいたわり、免疫力を保つ・上げることが大切になります。
甘いもの、生もの、冷たいものは胃腸を冷やして、消化機能を低下させます。冬の暖かい部屋でアイスを食べたり、ビールを何本も飲んだりしていると、胃腸は冷えてしまいます。そんな時には、おヘソや丹田(たんでん)を温めるといいでしょう。
アカギレになりやすいなど肌が乾燥している人も、胃腸が弱っていて栄養が巡っていない可能性が高いので、注意が必要です。
まとめ
3つ全てを実践できなくても、1つでも実行すれば花粉症を軽減することができるといいます。
ヨーグルトは苦手だけど、納豆なら食べられる、ぬか漬けやお味噌でもOK!毎日少しづつ食べることが大事です。
運動なんてムリ・・・なんて人も歩くことはできますよね?いつもよりペースを早くするだけでも、ほんのりと汗をかくことはできます。階段を使うようにするとか、ちょっとしたことで大丈夫です。
冷たいお水やジュースではなく、温かい白湯やお茶、消化の良さそうな食べ物を選ぶようにするといいですね。
ムリなく、自分に合った方法で、毎日実践できると良いですね。花粉症に負けない体にしていきましょう。